「法定耐用年数17年のブレード」
東京湾に面した、いわゆるベイエリアで撮影した、風力発電の風車です。
「ベイエリア」と一言で書いても、実際の範囲はかなり広いものですが、
参考までに、これは、いわゆる超有名観光スポット、お台場とか、そういう辺りで撮ったものではありません。
ではどこなのか、というのは、（別にもったいぶろうというようなつもりはありませんが）ここで書いても
あまり意味の無い事のように思えますので、敢えて書かずにおくことにしました。
どのみち、ベタな構図でベタなものを撮った写真ですし、わざわ場所を特定することもありますまい。
こういう風力発電のブレード画像を見ると、拙作 「プロペラの街」 の着想をした時を思い出します。
できばえに今一つ満足が行っていないながらも、とりあえず書きあがったのだからと、
「初稿版」として公開して、そのまま何となく手直しをせずにズルズルと来てしまった同作。
2003年に脱稿したあれを思いついたのは、その前年のベルギー旅行の時だったので、
それと東京ベイエリアで撮ったこれとを一緒にするのは、ちょっと乱暴かもしれませんが……。
当時は風力発電の巨大なプロペラなんて、私の住んでいた東京近郊一帯では
まずまず見かけることの無いものでしたけれども、
今ではそこまで珍しいものでもなくなっていて、結構あちこちで見ることができますよね。
風力や太陽光、潮力や地熱といった、持続可能な自然エネルギーを利用した発電は
東日本大震災と福島第一原発の事故のことを考えれば、
火力や原子力に代わる代替エネルギーとしてどんどん推進してほしいところですけれど、
技術的なことだけでも、まだまだ課題は多いというようなことも聞きます。
理想、進むべき方向性ははっきりしているものの、そこに至る道はまだまだ遠い、ということでしょうか。
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