「道の先に沈み行く陽」
前月にも書きましたが、三叉路が好きです。
そして夕暮れ時の空と街の色が好きです。
そういう意味では、この写真はその両者が揃っているわけで、
狙って撮影に行ったりしたわけではないですが、上手いこと嵌ったなと感じています。
右の道を行くか左を選ぶか、その結果分かれてしまう運命の分岐点をイメージさせる三叉路。
この写真の三叉路については、どちらを選んだとしても結局3kmほど先で合流してしまうのですが……。
ただ、短い距離とはいえ、そこまでの経緯はやはり異なっているわけで、
その差異が先々においてどのような影響を及ぼしてくるかは分からない。
そんなことを考えて行けば色々と物語の妄想は膨らむのですが、
どの道を選んでも結局のところ行き着く先は同じだけれど、それぞれが微妙に異なってくるというネタ、
そういえば最近読んだばっかりの森見登美彦『四畳半神話大系』（角川書店 角川文庫）がやっていましたっけ。
『四畳半〜』に限らずパラレルワールドものとしては良くあると言われればそれまでですし。
ただ、目新しくないネタだとしても、要はそれをどのように料理するかが問題とも言えますが。
……話が大幅に脱線し始めていますね。
自分でも収拾つかなくなりそうな気がするので、この文章はここまでにしておきましょう。
2ヶ月連続でTop写真にした「三叉路シリーズ」ですが、
毎月こればかりでも仕方がないので、第3弾はまたしばらく間を開けてからということにします。
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