No．234　2022年10月




「黄金の絨毯」

秋という季節を象徴する代表的な事象に、綺麗に色づいた紅葉というものがありますよね。
この季節に葉の色を変える木には様々な種類がありますけれど、
おそらく私達にとって最も身近なものの１つが、今回の写真に写っているイチョウでしょう。

この「ぱんたれい」でも、例えば2019年の11月にも紅葉したイチョウ並木の写真を
季節感の出る秋らしい1枚として使ったことがあります。
今回選んだのはその時のような並木ではなくて枝を大きく広げて聳える1本のイチョウです。
撮影した場所は千駄ヶ谷にある鳩森八幡宮神社。
既に駅前の複合ビルへの移転が発表されている東京将棋会館のすぐ横にあり、
その縁もあって巨大な王将の駒が納められた「将棋堂」があることでも知られる将棋の聖地です。

ここの境内には他にも立派な富士塚があったりして、私も好きな神社の1つなのですけれど、
毎年秋にその横を通ると目に入ってくるのが、この立派なイチョウの木です。
天気のいい日の昼時ともなると、近くの企業などで働いているであろう会社員が
写真のように集まって弁当を食べたり本を読んだり、各々昼休みを過ごしています。
私はいつも仕事の顧客に向かう途中で八幡の横を通り過ぎているだけで、
ここに混ざって一緒にまったりすることは（残念なことに）無いのですが、
こういった感じでゆっくりとした休息を取るというのって、何だかとても良いですよね。


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