No．232　2022年8月




「ジャックと青空」

「横浜」という街に対する世間一般のイメージは「文明開化な雰囲気の残るおしゃれな港町」であり、
日本最大の中華街である「横浜中華街」や横浜スタジアムがある町であり
あるいは「みなとみらい地区」等に代表されるショッピングセンターや映画館や遊興施設のある町という感じでしょうか。
野毛の飲み屋街や、黄金町や日ノ出町などというのもありますが、
こちらはちょっとディープなので、「一般的」であるとは、さすがに言えないでしょう。

そのような中、2022年8月のTop写真に選んだのは、一番最初の「文明開化な」横浜の画像です。
横浜の中心街である関内にはキング、クイーン、ジャックと呼ばれる3つの塔が存在しているのですけれども、
これはその内のジャックの塔。
大正7年に横浜開港50周年を記念して市民の寄付によって建設された横浜市開港記念会館になります。



建設当時の名前は「開港記念横浜会館」であり、横浜市所有の公会堂です。
街中に普通にひょっこりと存在しますし、歴史的に重要な文化遺産ではありますけれども、
特に観光客がわらわらと集まるような観光名所ではありませんが、
横浜に行かれた時に時間の余裕があれば、
キングの神奈川県庁、クイーンの横浜税関と見て回るのも悪くないです。
どれも近くにありますし。
3塔にちなむような形で「エースのホール」を名乗りだしている神奈川県歴史博物館を
併せて見学してくるのも、いいプランかと。

ただ、この横浜市開高記念会館は2022年8月現在改修工事中であり、
しばらくはここに行っても足場とシートに囲われた姿があるだけで見学はできないのですが。


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