No.138 2014年10月


首都高5号線

「歩道橋の上から」

首都高の都心環状線の神田橋と池袋方面を結ぶ5号線。
都内は道や建物が密集していますので、それを縫うように作られた首都高も、
目的地へとまっすぐに造ることができずにクネクネと走っています。

今回のこの写真は、JR中央本線の(というか、中央・総武線各駅停車の)飯田橋駅前、
外堀通りから目白通りが分岐していくところで撮ったもの。
写真の奥が池袋方向になり、飯田橋ICで車が高速を下りてくるところが写っています。
ちなみに、タイトルに書いているのでわざわざ触れるまでもないのでしょうけれども、
この写真のアングルが高めなのは、交通量の多い外堀通りを渡る為の歩道橋から撮影したから。

飯田橋の地名は、土地の長老であった飯田喜兵衛が家康の案内をしたことから由来とのことですが、
江戸幕府が開府する前の、その当時の飯田橋辺りがどのような風景だったのか、
それは今のこの風景からは全く想像もつきません。
けれども、きっと、神田川は、当時もここを流れていたはずです。

今は護岸工事を施されて、まるで運河のように左右を囲われ、
更に頭上には高速道路が走っている状態になってはいますけれども、
武蔵野市の井の頭公園から流れ出たこの川は、昔から変わらず、そこにあった、と。


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