「蒼の波紋と白い鳥」
この写真を撮影したのは住宅街の中にある公園で、
そこには大きな池と、もともとそこにあった林をそのまま保存している丘があって、
その中を縫うように散歩道が分け入っていくというような設計になっています。
この地域は住宅地として開発を進めるにあたって同様の公園をあちこちに作っているのですが、
そうして緑の残る環境になっているからでしょう、
これ等の公園では様々な野生生物の姿を見ることができます。
そんな中の1つが、今回写真に使った小鷺。
冬のある日に何気に散歩をしていて撮った1枚がちょっといい感じだったので
こうして Ｔｏｐ 写真 に使うことにしてみました。
水面に映り込んだ木の幹が風によって生じた波紋に揺れる様の茶色とか、
太陽が低い冬ならではの、そして夕方も段々と近づいてきている時間帯だからこその陰影が、
鷺の白さと良い対比になっていて、かなり上手いこと決まったなと思うのですが、いかがでしょう。
ちなみに、この公園には他にもカワセミなども生息しているのですけれども、
そちらは人に対する警戒心も強いようですし、そもそも動きも素早いので、
どこかで一度、はっきりと写真にとらえたいものだと思っても、
今のところまだ、その機会を得ることができていません。
カメラを構えて張り込みをする余裕もなくて、基本行き当たりばったりの偶然頼みなので、
それはむしろ当然のことなのだとも言えるかもしれませんけれど。
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