No.103 2011年11月


「落ちる」や「墜ちる」ではなくて、「堕ちる」、というところがミソですね


「舞い上がり 揺れ堕ちる」


2011年10月の城ヶ崎海岸に続き、伊豆シリーズの第2弾として選んだのが、
伊豆市天城にあり、石川さゆりの「天城越え」でも有名な浄蓮の滝。
同曲のような演歌に限らず、歌の歌詞で情感たっぷりに使われた観光名所が、
実際に行ってみるとそれ程のものでもなかったりすることは良くあることです。
しかし、この浄蓮の滝の場合はガイドブックに偽りなし。
評判通りに素晴らしい景色が、そこにありました。

浄蓮の滝は、下に掲載した全体像を見れば分かるように、
滝としては、正直そこまで大きなものでは無いのですけれども、
周辺の風景と相まってのトータルな雰囲気に優れているのでしょうね、
正直、予定を無視して、しばらくの間じっと眺めつづけていたいような、
そんな気分になったりもしました。

全体像は、こんな感じ

いわゆる「マイナスイオンによる癒しの効果」的なものは、
私はほとんど信じていないのですけれども、
こういうことがあると、まぁ、多少はそういうこともあるのかな、とも。

私が浄蓮の滝を訪れた日は天気も良かったので、
それが印象を凄く良くした一因であるのは確かでしょうし、
例えば曇りの日に行ったならば、景色の表情も変わるはずなので、
その場合にどのように感じるかはわかりませんけれど、
でも、少なくとも、修善寺辺りに旅行に行くことがあるならば、
一度は寄ってみるべき場所だと思います。

公共交通機関で行くにはちょっと不便さもありますけれど。


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