「レンガ造りの高架」
近代化遺産というほどではないのでしょうけれども、
明治以降の諸外国の技術や文化が入ってきた時代の建造物が今でも残っているというのは、
実は調べてみると案外と身近なところにも残っていたりするものです。
これはそんな中の１つで、アニメ 『ラブライブ！』 の劇場版等で印象的に使われたので
それ経由でご存知だという人も多いかもしれませんが、
実際のところ、それ以前からもともと結構有名だった建造物になります。
JR東日本の中央線、神田駅と御茶ノ水駅の間にある、レンガ造りの高架です。
かつてここには万世橋駅という駅があって、このレンガは当時の駅だったものということになります。
今では さいたま市 にある「鉄道博物館」は、2006年までは「交通博物館」という名前でここにあって、
つまり駅としては廃止された後も活用され続けていたわけですね。
しかし、「交通博物館」は建物の老朽化とキャパ不足、バリアフリー未対応等の理由から、
上記のように閉鎖となってしまって、その後にこのレンガ造りがどうなってしまうのか、
まさか取り壊してしまうなんてことにはならないよなと心配していたら、
幸いなことに、2013年に商業施設としてリニューアルオープンされることとなり、一安心したのを覚えています。
この画像はそのオープンから間もない頃に神田川とは逆側の風景を撮影したものですが、
神田川側にはウッドデッキが整備されたりもしててちょっとお洒落な感じです。
「ラブライブ！」で使われたのは、そちら側ですよね。
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