「鳩と634メートル」
2012年の5月22日は墨田区押上で、「東京スカイツリー」及び付随する商業施設「東京ソラマチ」が、
堂々のグランドオープンをした日として、私たちの世代には強く記憶されることになるのでしょう。
それは、私たちの両親の世代にとっての東京タワー建設が、そうであったように。
3月の時にも書きましたが、我ながら少々ミーハーだなと思いつつも、
新たなランドマークとなることが明らかな、これだけのモノの工事ですので、
その建設過程を自分なりに記録しておこうかと、折に触れてその姿を撮影していました。
スカイツリーに限らず、風景写真などを撮っているとたまに、
何かしらの想定外の要素がフレームに入るこんでくることで、
自分がもともと意図していたものとは違う構図ができあがってくることってありますよね。
この写真も、そういった偶然のもたらした幸運の1つ。
ちょうどいい場所にとまってくれて、そしていい具合に「見返り美人」的振り返りをしてくれたこのハトには、
感謝をしなければなりますまい。
とはいえ、今回使った写真ではスカイツリーの全体がまるで分からないので、
念の為、ゲイン塔の先端までが映っている写真も掲載しておきましょう。
上の画像をクリックしていただくと、別ウィンドウで拡大版が表示されます。
なお、これ等の写真は昨年の11月に撮影したものなので、
ツリーの高さは既に設計通りの634メートルまで達しているものの、その完全に完成した状態ではありません。
ですから、ちょうど2つの展望台の間の部分にはまだ工事用の足場とブルーシートが残っています。
せっかくスカイツリー完成記念的なニュアンスで Top写真を選んでいるのですから、
どうせならば足場も何もない完工状態の写真にすればいいのにと思われるかもしれませんけど、
この写真における、ハトとスカイツリーの組合せ、構図があまりにピッタリとハマったので、
そこには敢えて目をつぶった次第。
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