No．038 2006年6月

「らむぷ の 灯り」


天上から吊るされる無数のランプ。別に何の幼児体験もないのに、何だか郷愁を誘うような光景です。
この写真に写っているのは全て電気ランプですから、焔の揺らめきが描き出す陰影などは在るべくも無いのですけれど、
それでも、シェードを通して見るランプの灯りには、どことなく、焔の暖かさが感じられるような気がします。
現在住んでいる木造アパートにランプは、とてもではないけれどそぐわないので、
実際のところ、まず確実に、私がランプを買うなんて事はないのですけれど、
こういう店で、あるいは美術展で、ランプを眺めるのは結構好きです。

この写真を撮影したのは、神奈川県横浜市中区新港1丁目1番1号、横浜赤レンガ倉庫です。
老朽化により立入禁止となっていた赤レンガ倉庫が、商業施設としてオープンしたのは2002年。
ハマの赤レンガとして親しまれてきた建物を保存するに当たっての方針としては、悪くないですし、
横浜という街のパブリックイメージにも合っていますから、こういう税金の使い方は歓迎です。



御存じない方もいらっしゃるでしょうから、参考までにランドマークタワーを背にした赤レンガ倉庫の写真を掲載しました。
曇りの日の撮影なのが若干残念ですが、大体の感じはお分かりいただけるかと。
これがショップの入っている2号館で、この反対側に、ホールなどの入っている1号館があります。
隣接する公園も気持ちの良い場所になっていますし、
横浜に観光においでの際は、是非、お立ち寄りください。


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