No．202　2020年2月




「建学は1880年」

毎年2月の Top写真 には、受験生応援シリーズということで、
どこかしらの大学で撮影してきた（あるいは大学を撮影した）画像を使うことにしています。
正直、「どうしても」と拘っている程のマイルールではなくて、
ネタが無くなったらそこで終わりにしようかなと思っているレベルの話なのですが、
世に大学というものはそれなりの数が存在していますから、
今のところは、毎年の更新に困ったことはありません。

で、2020年の今回に選んだ大学がどこか、なのですけれども……
壁面に大学名が記されているから説明は特に必要ないような気もしますね。
東京都千代田区富士見二丁目17番1号にある、
法政大学の本部、市ヶ谷キャンパスのボアソナード・タワーです。

「ボアソナード」とは何ぞや、と思った方はちょっとネットで調べてみればすぐに出てくると思いますが、
これは、文明開化期の日本で明治政府がフランスから招聘した法律学者、
ギュスターヴ・エミール・ボアソナードがその命名の由来となっています。
法学教育と法典編纂を目的として来日した、いわゆる「御用学者」の1人ですね。

明治14年（1881年）に開校した東京法学校は、ボアソナードの授業も行われていたようで、
その東京法学校が今の法政大学の前身であるということから、
2000年に完成した、この高層建築の校舎の名前となったということのよう。

なお、法政大学のオフィシャルな歴史は、この東京法学校の設立が1880年であることから、
ここを建学の年としてカウントすることになっているようです。

今年は法政大学にするか、と決めた際に最後までどちらを使うか悩んだ画像があるので、
最後に、それを貼り付けておくことにします。

実際に使った上の画像とはアングルがちょっと違うものになっていて、
建物の見え方としては上の方が好みなのですけれども、
皇居の、というか江戸城の外堀とのバランスが好みなのは、下の画像です。
どちらも捨てがたいなと感じましたので、ここに、未練のように貼ってみました。




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