No.022 2005年2月


テレビや雑誌等でもしばしば見かける構図ですね(苦笑)


「都市の夕映え」


JR東日本渋谷駅のハチ公口を出たところ、
もしかしたら日本で一番有名かもしれないスクランブル交差点から109方面を見た、
各種メディアでも良く出てくる、そういう意味ではかなりありふれた写真です。
この日、この時間に、この場所に居合わせたのは、本当に偶然の事なのですが、
夕方の空の薄明と繁華街の明かりとか、あんまり絵になる風景だったので、
たまたまその日は持ち歩いていたデジカメで、思わず写真を撮ってしまいました。

何しろ「スクランブル交差点」ですから、このアングルから普通に撮影した場合、
そこにはこの写真のように車が写るのではなくて、横断者が写るはずです。
ですが、平日とはいえ渋谷という街は、とにかく人が多い。
大量の通行人が構図手前に来てしまうと、私の意図とはちょっと違う写真になってしまう、
そのように感じられたので、この時は敢えて信号の変わり目にゆっくりと横断歩道を歩き、
人ではなくて車が写りこむような形にしました。
運転者にとっては迷惑な歩行者ですが、さすがに横断中に立ち止まったりはしないので、
そこは、まだマシといったところでしょうか。

ちなみに今回の表題の「都市の夕映え」というのは、泉谷しげる の楽曲のタイトルから拝借しました。
アルバム、『メッセージ・ソングス』に収録されている、名曲です。



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