「三ツ星から世界遺産」
ミシュランの三ツ星を獲得したことで一気に全国的な知名度を獲得した、
東京都八王子市にある高尾山は高尾山薬王院がある山岳信仰の対象である山。
紅葉の名所としても有名であり、秋にはとんでもない量の人が
朝から押し寄せてケーブルカー乗り場の待ち時間が
1時間以上にまでなってしまったりもしているようです。
この高尾山の観光地として優れているところは、紅葉と薬王院だけではありません。
薬王院にお参りしてからさらに山を登って頂上まで行くと、
天気が良ければそこから写真のような富士山の姿を拝むことができるのです。
見る角度によって富士山のシルエットは微妙に異なって行きますけれども、
高尾山の山頂から見る山体はバランス的にかなり優れているように思います。
まあ、どこから見るのが本当の富士山なのか、どちらが正面なのか、ということは、
静岡県と山梨県との対立にもあるように結構根が深い問題であり、
それぞれの地域に住む人がそれぞれに「我こそは富士山の正面である」と
思っているのではないか、とまで思われてしまうことのようですから、
ここではこれ以上、この件については触れないようにしておきましょう。
例えば河口湖を始めとする富士五湖、そして由衣の海岸や三保の松原からの富士山も、
どれも、実際その場に行って眺めてみると、凄く綺麗ですしね。
そこに無理やり優劣を当てはめていくのも、野暮というものなのではとも、思います。
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