No.160 2016年8月




「印象派」

非常に澄んだ水の流れとそこで泳ぐ鴨、そして流れにゆれる水草という3点セットが、
「奇跡的」と言ってもいいくらいのバランスでフレームに収まった、
「狙っていなかったわけでは無いけれども気が付けばそれ以上のものが撮れてしまった」、
これはそんな自分でも会心の1枚になります。

スナップ写真を撮るのは好きなので、あちこちにでかけては大量の写真を撮るというのが、
私の休日の過ごし方の1つのパターンなのですけれども、
そうしていると、時々こういう、思ってもみなかったくらいにハマる画像が撮れたりするものです。
こういうのをコンスタントに撮影できるようだと、私のデジカメライフも更に充実するのかもしれませんが、
所詮はコンデジ、そして専門的に写真について何らかの勉強をしたわけでもなんでもない、
全くの素人が半ばカメラの自動設定任せで撮影しているだけの状態です。
それで贅沢をいうのはさすがに無茶だろうとするならば、私としては、現状、
こうして時たまピタリとハマる瞬間を期待せずに期待して行くくらいが採るべきスタンスになるでしょう。

さて、つまらない話を長々としていても仕方が無いので、いつものように、データ的なことを書くとします。
が、その前に、鴨がいない、水面と水草だけの画像も貼っておきましょう。



今回の Top写真 タイトルは「印象派」としましたが、なぜそういうタ表題にしたのかということが、
こちらの画像を見ていただくと(クリックすると別画面で拡大表示されます)良くご理解いただけるのではないでしょうか。
モネ、とまでは到底言えませんけれども、水草の揺れと水面での屈折具合が
いい感じに印象派的な景色になっているのではなかろうかと思うんですよね。
これは、撮影した時の季節、そして天気や時間(光の差し込み具合や強さ)といったものも、
まさしく上手い事作用してくれているからであって、いやぁ、やはり自然には勝てません。

ちなみにこれを撮影したのは、静岡県富士宮市にある浅間大社本宮の、
かつて富士登山をする人々がその身を清めたという湧玉池です。
なるほど、ここがそういうことになるのは大いに理解できるなと感じられる、
水も空気にも清浄な雰囲気が漂っている、素晴らしい場所でした。

なお、この日は浅間大社でも他にも多くの写真を撮っていますし、
それ以外の場所も訪れているのですけれど、
それ等の画像については、またいずれ、どこかの月の Top写真 に使おうかと思っています。


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